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2022.9.15ART VILLAGE
KOBUCHIZAWA ART & WELLNESS IKIGAI CUP2022
KOBUCHIZAWA ART & WELLNESS IKIGAI CUP2022

プロを目指す女子プロゴルファーの戦いは、1アンダーで飛田愛理(とびたえり)と瀬戸瑞希(せとみずき)田上妃奈子(たがみひなこ)の3選手が、プレーオフに突入する激戦となりました。
サドンデスのプレーオフは、1ホール目で。ボギーを叩いた田上選手が脱落。飛田選手、瀬戸選手の2人はともに譲らず、6ホール目の4番パー5で、瀬戸選手がボギーを叩き、パーに収めた飛田選手の優勝が決まりました。  

IKIGAIプロジェクトを展開する小淵沢ART&WELLNESS(KAW)とシミックホールディングス主催の第1回IKIGAI CUPが、14日、小淵沢CC(6492ヤード、パー72)で行われ、41人のプ目指す女子ゴルファーと、アマチュア1人が参加しました。

南アルプス、八ヶ岳、富士山が美しい秋の晴天の下、大会サポーターの一人でもあるジャズトランぺッター日野皓正さんの生演奏が高らかに開幕を告げたIKIGAI CUP。出場者たちはツアー並の速さ12フィートに整えられたグリーンの攻略に頭を悩ましながら、プレーオフも含めると24ホールの激闘を勝ち抜いた飛田さんは「まだ実感がありません」と正直な気持ちを打ち明けてくれました。

本戦で2アンダーまでスコアを伸ばしたものの、リーダーボードを見て首位に立っていることを知り、最終18番をボギーとしてプレーオフになってしまったため「メンタルの弱さが出ましたね」と、苦笑しましたが、最後は長丁場を気力で戦い抜きました。

表彰式終了後には、美しい黒馬に引かれた馬車でのウイニングラン。“馬のまち”小淵沢ならではの粋なセレモニーで、改めて勝利の喜びをかみしめていました。

『生きがい』を通じて健康長寿社会をつくろうというコンセプトのIKIGAIプロジェクトにおいて、ゴルフが果たす役割の大きさを象徴する一つが今大会。ゴルフの素晴らしさを伝える伝道師として注目される女子プロゴルファー候補生たちを応援し、”奨学金“として使ってもらいたいと用意した賞金は、総額440万円、優勝150万円。ここには、狭き門のプロテストを突破してプロとしてゴルフの魅力を伝えるのもよし、プロになる以外の選択肢を選んでも、ゴルフをやめずに教養のある人間形成をして欲しい、という大会側の思いが込められています。

優勝した飛田選手は、茨城県出身の27歳。「前は何度もゴルフをやめたくなったこともありますが、今はゴルフをやっていてよかったなと本当に思います。おとなの方とのつながりも大きいし」と、まさに大会の趣旨であるIKIGAIを体現している飛田選手。しっかりと自分の力で来年のプロテストに再挑戦するためにも「こういう大会は素敵だなと思います。本当にありがたいです」と、しみじみ口にしていました。

15日にはIKIGAI SUPPORTERS CUPが行われ、今日の出場者と、サポーターたちが違う形でゴルフの素晴らしさを味わう予定となっています。(編集、写真提供:清流舍)